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心臓病


心臓病になる人ならない人その差は意外なところに
先天性心疾患の予後
生まれながらに心臓の構造になんらかの異常がある心臓病、つまり心臓の奇形を「先天性心疾患」といいます。以前は、奇形や異常の重症度によっては、乳児期に死亡するケースが多かったのですが、最近は、小児心臓病に対する診断や治療技術など、医学の進歩で死亡するケースは少なくなりました。

先天性心疾患は、出生後すぐに明らかになり、ただちに新生児集中治療室(NICU)に運ばれて治療を開始する必要があるものもありますが、なかには成長にしたがって徐々に進行していくもの、あるいは大人になるまで明らかにならなかったというものまでさまざまです。
先天性心疾患の経過と予後は、それぞれの状態によってさまざまです。放置すると予後の悪い先天性心疾患の場合は、通常3~5歳で手術を行います。

先天性心疾患のなかでももっとも発症頻度の高い心臓病である心室中隔欠損症(いんしつちゅうかくけっそんしょう)の場合、通常、生後数日までは症状がないのですが、それ以降、心雑音で発見されることが多いです。心室中隔欠損症は、心室中隔に穴がある心臓病ですが、たとえ新生児にそう診断されたとしても、その20~30パーセントは、5歳ころまでに自然に穴が閉じます。欠損孔の大きなものについては通常、2歳ころまでに手術を行います。ただし、軽症の場合は、小さな穴が開いたままになっていても、感染性の心内膜炎を起こさないよう生活のなかで注意していれば、予後は特に問題ないとされます。

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