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心臓病


心臓病になる人ならない人その差は意外なところに
先天性心疾患の原因
医学の進歩、特に小児の心臓病に対する早期診断や治療技術の発達により、最近は死にいたるケースは少なくなってきましたが、新しく生まれてくる赤ちゃんの100人~125人に1人という、決して少なくない割合で認められるのが、先天性心疾患です。これは、生まれながらに心臓の構造になんらかの異常(奇形)が認められる心臓病です。

どうして先天性心疾患をもつ赤ちゃんが生まれてくるのか、という原因については、残念ながら、わからない場合が多いです。しかし、親が先天性心疾患であった場合、その発生は約2倍に、また同じ両親からうまれたきょうだいがすでに先天性心疾患である場合は、約3倍に起こりやすくなるといわれていることから、なんらかの遺伝子の異常が関係していることが考えられます。また、風疹などのウィルス感染症、X線、ある種の抗生物質などの一部の薬が原因で、先天性心疾患をもつ子どもが生まれてきやすくなることは確かです。

先天性心疾患が胎児に見られるようになるのは、妊娠2ヶ月頃までです。それ以後は、どのような条件によっても発生することはないといわれます。ということは、こと先天性心疾患に限っていえば、妊娠2ヶ月までを無事にすごすことが極めて重要だということです。風疹などのウィルス感染にかからないように注意し、薬物治療を受ける場合は、妊娠している旨を医師に伝えることが大切です。また、X線検査を受ける際にも、その旨を伝えるべきです。

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